ニュース 電子 作成日:2017年2月20日_記事番号:T00069048
日本製受動部品の代理販売を手掛ける日電貿によると、第1四半期に入り積層セラミックコンデンサー(MLCC)の需給が逼迫(ひっぱく)しており、現在は需要に対する供給量が95%となっており、製品の納期も2~4週に伸びている。さらに第2四半期、アップルがスマートフォン新機種「iPhone8」向けに部品在庫の積み増しを開始すれば供給不足はさらに深刻化する見通しで、国巨(ヤゲオ)や華新科技(ウォルシン・テクノロジー)といった台湾の受動部品メーカーも恩恵を受けそうだ。20日付工商時報が報じた。
例年は非需要期に当たる第1四半期にMLCCの需給が逼迫している状況について受動部品メーカーは、業界5位のTDKが中低価格帯製品業務を縮小したこと、およびサムスン電子がグループ全体で品質管理を厳格化し、傘下のサムスン電機(SEMCO)が手掛けるMLCCの納期も伸びたことなどが要因と指摘した。
また今後、車載用以外のMLCCの生産能力拡充が予定されていない中、日電貿はアップルによるiPhone8向けMLCCの在庫積み増しが半年間にわたり続くと指摘。日本の大手サプライヤーはアップルへの供給に注力するとみられ、同部品の供給不足はさらに拡大すると予測している。
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