ニュース 電子 作成日:2017年2月20日_記事番号:T00069049
台湾証券交易所(台湾証券取引所、TWSE)の企業情報サイト、公開資訊観測站の資料によると、鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が今年1月、自身が保有する同社株式計4億3,000万株を銀行3行に対し担保に設定していたことが明らかとなった。これにより約200億台湾元(約730億円)の融資を受けることが可能で、市場では、液晶パネル関連の投資計画に向けた資金を調達することが目的との見方が出ている。19日付工商時報が報じた。
一般に株式を担保とする場合、株価の5~7割に当たる融資が可能で、担保として設定された日の鴻海株の終値84.3元を基とし、その6割で融資を受けたとすれば、郭董事長は今回217億5,000万元の資金を調達できることになる。
郭董事長は今回の融資で得た資金の使途について特に説明を行っていないが、証券業界では▽堺ディスプレイプロダクト(SDP)に対する持ち株率引き上げ▽鴻海による米国パネル工場の建設▽SDPによる中国・広州市での第10.5世代ディスプレイ工場建設──などパネル関連の投資に充てられると指摘されている。
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