ニュース 自動車・二輪車 作成日:2017年2月21日_記事番号:T00069079
自動車業界団体、台湾区車両工業同業公会(車両公会、TTVMA)の統計によると、2016年の完成車輸出台数は前年比38.22%減の5万1,463台で、過去5年で最低だった。主な輸出先である中東で、原油価格の低迷により消費が減少したことなどが要因だ。21日付工商時報が報じた。
16年輸出台数は、国瑞汽車が5万207台で、前年比38.6%減、中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)が1,235台で、前年比15.7%減だった。
中華汽車は、原油価格の下落のほか、中東で自動車の安全基準が厳しくなったことで輸出が減少したと説明した。同社の今年の目標輸出台数は1,200~1,300台で、前年と同規模だ。
国際的な自動車ブランドは、中東から近いトルコやインド、税制優遇を受けられるマレーシア、タイ、インドネシアでの工場設置を進めており、台湾での生産、輸出は中東への輸出で不利な状況になっている。このほか円安により、日本メーカーが海外拠点を通さず日本国内から直接輸出していることも、台湾生産車の輸出減少要因となっている。
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