ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

猫空ロープウエーの利用者数、値上げ後1年で45万人減


ニュース 運輸 作成日:2017年2月21日_記事番号:T00069092

猫空ロープウエーの利用者数、値上げ後1年で45万人減

 台北大衆捷運(TRTC)の統計によると、猫空ロープウエー(台北市文山区)は、運賃を最大70台湾元(約260円)値上げした昨年2月から今年1月までの利用者の数が延べ221万4,000人と、前年同期と比べ約45万人(17%)減少した。TRTCロープウエーセンターの趙宗威主任は、利用者が減少した要因は訪台中国人の減少と指摘した。21日付中国時報が報じた。

 猫空ロープウエーは年間1億元近くの赤字が続いていたことを受け、昨年2月に運賃を値上げした。利用者数は減ったものの、昨年2月~今年1月の売上高は2億元へと前年同期比70%以上増え、赤字は5,000万元余りへと約4,000万元縮小した。

 趙主任は、現在の利用者数は想定通りで、猫空ロープウエーの持続可能な経営に有利な状況になったとして、当面は運賃を調整する計画はないと説明した。一方、利用者の約60%は初めてまたは2回目の乗車で、リピート率が低いことが調査で明らかになっており、猫空ロープウエーの魅力をさらに高めていきたいと話した。