ニュース その他分野 作成日:2017年2月21日_記事番号:T00069093
経済部統計処が20日発表した1月の輸出受注総額は359億7,000万米ドルで前年同月比5.2%増と、6カ月連続で前年同月を上回った。例年は電子・通信製品の非需要期だが、今年はモバイル機器、高価格ノートパソコン、サーバーなどの受注が増加した。21日付経済日報が報じた。
ノートPC市場が縮小する中、高価格ノートパソコンが前年比プラスとなったことについて統計処の林麗貞処長は、景気回復に加え、買い替え需要が高まったためと説明した。市場ではアップルが昨年10月に発売した「MacBook Pro(マックブックプロ)」が好調だったことが要因との分析だ。
製品別の1月輸出受注額は、▽IT(情報技術)製品、105億5,000万米ドル(前月比18.8%減、前年同月比6.7%増)▽電子製品、94億6,000万米ドル(前月比11.4%減、前年同月比1.4%増)▽液晶パネルなど精密機器、21億2,000万米ドル(前月比6%減、前年同月比17.6%増)──と、春節(旧正月)が昨年より早かったため稼働日が3日少なかったが、前年同月比で軒並みプラスとなった。
国・地域別の輸出受注額は▽米国、101億5,000万米ドル(前月比15.3%減、前年同月比4.8%増)▽中国(香港含む)、87億1,000万米ドル(前月比14.3%減、前年同月比5.5%増)▽欧州、76億米ドル(前月比11.9%減、前年同月比8.3%増)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国、36億6,000万米ドル(前月比13.2%減、前年同月比7%減)▽日本、19億7,000万米ドル(前月比6.6%減、前年同月比5.3%増)──と、ASEAN以外は前年同月比でプラス成長だった。
林処長は2月の輸出受注総額は310億~320億米ドルと、前年同月比12~15.7%増になると予想した。2桁増予測の要因として、前年同月に比べ稼働日が3日多いこと、電子製品が非需要期であるにもかかわらず好調なことなどを挙げた。
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