ニュース 社会 作成日:2017年2月21日_記事番号:T00069095
台湾で今年初めて検出されたH7N9型のインフルエンザウイルスの遺伝子配列が中国で発見された変異種とほぼ一致したことが分かった。変異種は新たな遺伝子型を持ち、タミフルなどの治療薬に耐性があるため、現時点で有効な治療薬がないという。21日付自由時報が伝えた。
衛生福利部疾病管制署(疾管署)によると、変異種に感染したのは、中国に進出する台湾企業関係者の男性(69)で、中国広東省での感染による輸入症例とみられ、2月4日に高雄市で確認された。男性は現在は入院中だという。
変異種はウイルスの表面上に存在する抗原性糖タンパク質「ヘマグルチニン」や酵素「ノイラミニダーゼ」の遺伝子配列が異なるとされ、家禽類に対する感染力が強まっているとみられるが、家禽類からヒトまたはヒト同士の感染力が強まるわけではないという。
H7N9型ウイルス自体は過去に中国から台湾への輸入症例が5件あり、うち1人(中国人旅行客)が死亡している。
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