ディスプレイサーチの大型パネル世界出荷統計によると、３月の大型パネル出荷枚数は4,000万枚に達し、単月ベースで過去最高を記録した。友達光電（ＡＵＯ）はテレビ用パネルの出荷枚数で世界１位、大型パネル全体ではサムスンに次いで２位だった。また、モニター用では奇美電子（ＣＭＯ）、ノートブック型パソコン（ノートＰＣ）用ではＬＧディスプレイ（ＬＧＤ）が１位となった。19日付工商時報が報じた。
３月はノートＰＣとモニター用パネルで需要が伸び、前月比それぞれ13％増、14％増となった。テレビ用パネルも値下げで需要を刺激したことが奏功し、７％の増加となった。大型パネル全体では２月比12％、前年同月比では38％の成長となった。出荷面積では前月比52万平方メートル（?）増、昨年同月比55％増の570万?となった。
ディスプレイサーチの謝勤益中華区総経理は、今年はノートＰＣがデスクトップＰＣに取って代わる傾向がさらに進み、ノートＰＣ用パネルの出荷枚数は年成長率27％の１億5,000万枚に達し、テレビ用も新興市場での成長が見込まれることから年成長率22％で１億枚を突破すると予想している。
