ニュース 家電 作成日:2017年2月23日_記事番号:T00069140
家電大手、声宝(サンポ)の陳世昌販売本部総経理は22日、2017年モデルで、期間冷房エネルギー消費効率(CSPF)基準が1級に認定された製品を1,000~1,500台湾元(約3,700~5,500円)値上げする方針を明かした。業界関係者は、モーターや圧縮機(コンプレッサー)が鉄、銅、アルミなどの原料価格高騰で10%ほど値上がりしたのを反映したものだと指摘した。23日付工商時報が報じた。
その他台湾メーカーでは、東元電機(TECO)が1月に17年モデルを発表し、材料価格、人件費などの上昇を理由に、家庭用、商業用エアコンを5~10%値上げした。
日本メーカーでは、富士通が昨年CSPF基準を満たした新製品を3~5%値上げした。一方パナソニックは当面価格を維持する方針だ。また日立は3月1日に、ダイキンは3月9日に価格を発表するが、現時点では値上げの計画はない。
サンポ家電10%成長予想
陳総経理は今年の台湾エアコン市場の展望を良くても昨年並みと予測した上で、同社の目標販売台数は15万台で、昨年の12万台を大きく上回ると説明した。このうち移動式エアコンは6,000~7,000台で、大型、小型家電の販売は前年比で10%成長すると予測した。
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