ニュース 石油・化学 作成日:2017年2月23日_記事番号:T00069143
23日付蘋果日報によると、インドで昨年11月に実施された高額紙幣の廃止が原因となり、石化製品の需要が低下していたが、2月に入り同国ではポリ塩化ビニル(PVC)の輸入需要が従来の水準を回復しているとの情報が伝えられているほか、現在、PVCはオファー価格、粗利益率とも上昇傾向にあり、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、華夏海湾塑膠(チャイナ・ゼネラル・プラスチック)は第1四半期に前期比増益を記録すると予測されている。
13億人を超える人口を抱え、PVCの年間需要が約240万トンに上り、その約半数を輸入に頼るインド市場は、台塑および華夏にとって最大の輸出市場となっている。また同製品の生産能力で世界2位の台塑は、インドにとって最大のPVC供給業者だ。
昨年、インド政府が高額紙幣の廃止を実施したことで、通貨の流動性が低下し、輸入製品の購買意欲が大幅に減退。台湾の石化メーカーも打撃を受けた。しかし約3カ月の調整期間を経てPVC需要は今年1月より顕著な回復を見せており、今月には昨年11月以前の輸入量に戻ったとされ、台塑および華夏も情報が事実だと認めている。
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