永豊餘集団が出資する台湾微脂体（台湾リポソーム、ＴＬＣ）は22日、新薬開発の加速に向け、中国医薬大学附設医院（台中市）と提携した。23日付工商時報が伝えた。
臨床試験が行われるのは、▽門脈内腫瘍塞栓（ＰＶＴＴ）を伴う原発性肝がんや直腸がんの患者に投与する「ＴＬＣ388」▽Ｔ細胞白血病治療薬の「ＴＬＣ178」▽関節炎の症状を軽減する「ＴＬＣ599」──の新薬３種類で、４つの適応症について同医院で第１、２相臨床試験を行う。
ＴＬＣはまた、乳がん、卵巣がん治療薬「Doxisome」について、今年上半期にも欧州で医薬品認可を申請する計画だ。
