ニュース 政治 作成日:2017年2月23日_記事番号:T00069152
国民党が戦後間もない1947年2~3月に本省人住民を弾圧した228事件から70周年を迎えるのを前に、中国・国務院台湾事務弁公室(国台弁)の安峰山報道官は22日の記者会見で、事件について「台湾同胞が独裁統治に反抗し、基本的権利を勝ち取るための正義の闘争であり、中国人民による解放闘争の一部分だ」と述べるとともに、台湾独立勢力は同事件を利用して族群(エスニックグループ)の分裂を図っているとして批判した。23日付蘋果日報が報じた。
中国が228事件に対し、公式の定義付けを行ったのは今回が初めて。これに対し、行政院大陸委員会(陸委会)と総統府は「中共当局は歴史的事実に公正かつ客観的に向き合うべき」と反論した。また、228事件紀念基金会の楊振隆執行長は「事件は中国共産党とは全く関係ない。国台弁の発言は単なる統一に向けた宣伝だ」と切り捨てた。
民進党の高志鵬立法委員は、「国台弁から『独裁統治への反抗』といった言葉が出るとは意外だ。よこしまな意図を感じざるを得ない」と批判した。
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