ニュース 電子 作成日:2017年2月24日_記事番号:T00069162
華碩電脳(ASUS)と宏碁(エイサー)は、部品価格の上昇を受けてパソコンの販売価格を引き上げたり、仕様を調整するなどの対応に迫られている。24日付蘋果日報が報じた。
ASUSの沈振来(ジェリー・シェン)執行長は、中国でまず販売価格を引き上げたが、欧州では徐々にコスト上昇分を反映させていると明らかにした。一部の地域では新製品発売時に価格を引き上げるしかないと説明した。今年は多様な製品を組み合わせることで平均販売価格(ASP)を引き上げる方針で、4月に発売予定の新製品で価格を引き上げる見通しだと明かした。
エイサーの林佳璋台湾地区総経理は、NAND型フラッシュメモリー、DRAM、液晶パネルなどの部品コストが3~5%上昇していると指摘。コスト上昇分はなるべく自社で吸収するものの、容量4GB(ギガバイト)のDRAM搭載製品を増やし、8GBのDRAM搭載製品を減らして対応すると明らかにした。
林総経理は、部品の中ではNAND型フラッシュメモリーの供給が最も逼迫(ひっぱく)しており、第3四半期になっても解消されない場合は今年いっぱい供給不足が続くとの見方を示した。供給不足が次に深刻な液晶パネルは、現在調達を急いでいると説明した。
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