ニュース 機械 作成日:2017年2月24日_記事番号:T00069170
機械業界団体、台湾機械工業同業公会(TAMI)の柯抜希理事長は23日、機械業界の受注見通しは現在5、6月まで立っており、海外向けが好調と明らかにした上で、今年通年の機械設備生産額は必ず1兆台湾元(約3兆7,000億円)を上回るとの見通しを示した。24日付工商時報が報じた。
柯理事長(右)は、機械産業が1兆元産業になるか否かは為替変動も重要な要素とした上で、政府に対し台湾元高問題を重視するように呼び掛けた(23日=中央社)
昨年の機械設備生産額は前年比3.6%増の9,900億元で、輸出額は0.1%増の6,818億元だった。柯理事長は、▽米国のトランプ大統領が製造業の国内回帰を進めている▽中国で精密加工設備の需要増の気配がある▽日本が2020年の東京五輪に向けインフラ投資を拡大している▽台湾のスマート機械が航空宇宙産業のサプライチェーン入りを果たしている──ことを受け、台湾の機械業界は残業に追われていると説明。今年1月の機械設備輸出額が595億元と前年同月比3.9%増加したことから、機械産業は今年、台湾3番目の1兆元産業になるとの見方を示した。
なお、工作機械の見本市、2017台北国際工具機展(台北インターナショナル・マシン・ツール・ショー、TIMTOS)が3月7~12日に台北世界貿易センター展示場1館、3館と南港展覧館、円山争艶館で開催されるが、柯理事長は、開催期間中の受注総額は少なくとも15億米ドルと予想した。
今年のTIMTOSは台湾内外の1,100社が過去最多のブース5,430小間を出展する予定。既にバイヤー4,100人から申し込みがある。
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