ニュース 医薬 作成日:2017年2月24日_記事番号:T00069173
衛生福利部中央健康保険署(健保署)がこのほど公開した2016年の健保支出統計によると、医薬品別で支出が最も多かったのは、高コレステロール血症治療薬、ロスバスタチン(商品名クレストール)の23億台湾元(約85億円)となり、これまで連続で最多支出となっていた高血圧治療薬および狭心症治療薬のアムロジピン(商品名ノルバスク他)を初めて上回った。24日付中国時報が報じた。
なお保険給付の申請人数では、ロスバスタチンの57万3,000人に対し、アムロジピンは150万2,000人と大きく上回った。
アムロジピンに対する支出がロスバスタチンを下回ったことについて健保署は、アムロジピンはジェネリック医薬品(後発医薬品)が出回り、薬価が1995年の1粒19元から現在は6.4元まで下落しているのに対し、ロスバスタチンは22.7元と高水準を維持していることが主因と説明した。
ただロスバスタチンに対する保険給付の申請人数は前年比3万~4万人増加しており、健保署は「台湾市民が脂っこい料理を好むこと、ストレスの増大に関係がある」と指摘している。
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