ニュース 社会 作成日:2017年2月24日_記事番号:T00069183
蔡英文総統は23日、国民党が戦後間もない1947年2~3月に本省人住民を弾圧した228事件から70周年を迎えるのに先立ち、同事件の海外被害者遺族帰郷団と面会し、事件の責任の所在について、政府として解明と追及を進める考えを表明した。24日付自由時報が伝えた。
蔡総統(右)は、悲劇を否定し、歴史を隠すことがあってはならないと語った(23日=中央社)
蔡総統は「政府が先頭に立って真相を明らかにし、事件の責任の所在を追及することで、『被害者がいても加害者がいない』という現状を変え、台湾社会の教訓として和解を目指す」と述べた。
蔡総統は「民主化で台湾人は228事件を公に語ることができるようになった。政府は過ちを認め、謝罪し、記念碑を立て、歴史の真相を調査し、被疑者の名誉を回復し賠償を行うことで、過去の傷を癒やしたい」とも語った。
責任追及に当たっては、国民党の独裁統治下の記録文書のごく一部が今もなお機密扱いとなっている。蔡総統は関係機関に当時の資料を完全に明らかにするよう求めた。
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