ニュース 電子 作成日:2017年3月1日_記事番号:T00069189
IC設計最大手の聯発科技(メディアテック)は27日、台湾積体電路製造(TSMC)の10ナノメートル立体構造トランジスタ(FinFET)製造プロセスを採用したハイエンドチップ「Helio X30」の量産を開始したと発表した。28日付経済日報などが報じた。
メディアテックの朱尚祖共同営運長は、10ナノプロセスの良品率の問題により「X30」の出荷時期が当初の予定より少し遅れる見通しで、同チップを搭載したスマートフォンの発売は5月になると明らかにした。市場ではこれまで、「X30」は3月に出荷を開始し、4月に同チップ搭載スマホが発売されると予想されていた。
証券会社は、「X30」の出荷は当初の予定より2~4週間遅れるが、メディアテックの想定内だと指摘。また、サムスン電子の10ナノプロセスを採用したクアルコムの「スナップドラゴン835」も量産入りしているが、出荷時期は4月と「X30」より遅いため、10ナノプロセスの良品率ではTSMCがサムスンをやや上回っているとの見方を示した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722