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CPC、高付加価値工場新設に150億元


ニュース 石油・化学 作成日:2017年3月1日_記事番号:T00069197

CPC、高付加価値工場新設に150億元

 台湾中油(中油、CPC)は石油化学産業の高付加価値化のため、高雄市にC5、C9留分を主原料とする炭化水素樹脂工場を建設する計画だ。年産能力はそれぞれ20万トン、5万~6万トンの予定。総投資額は150億台湾元(約550億円)で、同社にとって2009年の新第3ナフサ分解プラント(高雄市林園区、新三軽)着工以来、最大規模の石化プラント投資案件となる。1日付経済日報が報じた。

 CPCによると、C5、C9留分を主原料とする炭化水素樹脂は、接着剤、電子製品の保護テープ、防食塗料のほか、航空機用塗料を主な用途とする。

 2工場は核心技術を擁する米国およびイタリアの企業と合弁で建設する予定で、年内にも新会社を設立し、高雄市政府に建築許可を申請するなどの準備作業を進める計画だ。

 CPCは今年2月、新工場設立に向け英BPと合弁の中美和石油化学(CAPCO)から、閉鎖した高雄工場の用地31ヘクタールと建築物を37億元で購入している。