中国との交流窓口機関である海峡交流基金会の董事長に就任が決まっている江丙坤・元経済部長は24日から28日にかけて訪中し、上海、昆山（江蘇省）、深圳、アモイ、東莞（広東省）の５都市を巡り、総統選における台湾企業からの支持に感謝を表明して回る。中央社が21日報じた。
江丙坤氏（中央社）
国民党の21日の発表によると、中国に進出する台湾企業のうち、３月22日の総統選での投票のため帰台した人の数は20万人を超えた。このことに対し国民党台湾企業サービスセンターの責任者を兼任する江氏が、馬英九次期総統、蕭万長次期副総統に代わって、台湾企業が集中する中国華東、華南地区を訪れて感謝を表明する。
また、江氏と交流のある珠江デルタ（広東省広州、深圳、珠海など14市）地区の台商協会会長は、「今回の訪中は、選挙支援に対する感謝の旅というだけでなく、次期海峡交流基金会董事長に対して当地の投資状況を報告し、両岸（中台）の経済・貿易政策へ提言を行う機会でもある」と話した。
