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八徳商圏の苦境続く、三創園区オープンの効果薄【表】


ニュース 商業・サービス 作成日:2017年3月1日_記事番号:T00069204

八徳商圏の苦境続く、三創園区オープンの効果薄【表】

 鴻海科技集団(フォックスコン)による3C(コンピューター、通信、家電)製品の大型販売店、三創数位生活園区(台北市中正区)がオープンしてから5月で2年を迎えるが、ショッピングモール「光華数位新天地(光華商場)」を含む周辺の八徳商圏への集客効果はさほど見られておらず、業者から「経営が苦しい」との声が上がっている。27日付経済日報が報じた。

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 光華数位新天地は平日午後の客足が少なく、上の階のフロア角にはシャッターの下りたテナントもある。関係者は「商売が難しく、ここ数年は多くのテナントの賃料が下がり続けているが、誰も借りようとしない」と話した。不動産仲介業者によると、光華商圏の店舗賃料は5年前は1坪当たり8,000台湾元(約3万円)だったが、今では5,000~6,000元まで下落したという。

 台北市八徳商圏発展協会の蔡若芸・栄誉理事長は、八徳商圏の客足と売上高は10年前と比べ半分以上減少したと説明した。今年の春節(旧正月)前にも数店が撤退し、春節期間中の売上高も例年を下回ったという。

 蔡栄誉理事長は、八徳商圏は2002年から下り坂が続いているが、台北市政府が対策を講じなければ今年も来年も売上高の減少は止まらないと警鐘を鳴らした。