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H7N9鳥インフル、台湾人初の死者


ニュース 社会 作成日:2017年3月1日_記事番号:T00069212

H7N9鳥インフル、台湾人初の死者

 H7N9型の鳥インフルエンザウイルスに中国で感染した台湾人男性(69)が2月27日に死亡していたことが分かった。台湾では中国人旅行者の男性(86)が同ウイルスで死亡した例があったが、台湾人の死亡例は初めて。1日付自由時報が伝えた。

/date/2017/03/01/19flu_2.jpg衛生福利部(衛福部)疾病管制署(疾管署)の羅一釣副署長は、男性は入院してからの27日間、症状が悪化し続けたと説明した(28日=中央社)

 死亡した男性は中国に進出する台湾企業関係者で、広東省陽江市に滞在歴があり、2月1日に台湾で入院していた。インフルエンザ治療薬の投与で、ウイルスは検出されないレベルとなったが、高血圧と肺炎の持病があり、多臓器不全で死亡した。生前に接触した141人には感染者は確認されていない。

 男性は中国でも家禽(かきん)類との接触歴はなかった。このため、家禽類の排泄物で汚染された環境でウイルスを吸入した可能性が指摘されている。中国では毎年11月から5月にかけ、H7N9型ウイルスが流行している。同ウイルスによる症例は世界的にも中国に集中している。