ニュース 電子 作成日:2017年3月2日_記事番号:T00069222
東芝が半導体メモリー事業を分社化し、新会社の株式の過半数を売却する方針を決めたことに関連して、鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は1日、「(出資を)真剣に検討しており、自信がある」と買収意欲を初めて正式に示した。2日付経済日報が報じた。
郭董事長は傘下の堺ディスプレイプロダクト(SDP)が1日に中国・広州市内で行った、8Kパネルを生産する第10.5世代ディスプレイ工場の起工式に出席後、記者団の取材に応じた。
郭董事長は、8Kエコシステムの構築に半導体メモリーは欠かせないと指摘。また、世界最大のクラウドサーバー製造業として、業界で採用するストレージが従来のハードディスクドライブ(HDD)からSSD(ソリッドステートドライブ)に移行する中、東芝の技術が必要だと強調した。
郭董事長はさらに、傘下のシャープの経営再建を進めていることに触れ、経営不振の東芝を支援したいと強調した。その上で、鴻海が東芝の半導体メモリー事業に出資できれば、東芝の製品の世界販売や、中国での工場建設・生産拡大に協力できると語った。
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