ニュース 医薬 作成日:2017年3月3日_記事番号:T00069261
鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長はこのほど、ゲノム(全遺伝情報)研究の中国・深圳華大基因(BGI)と、遺伝子情報などに合わせて個別化された「精密医療」の分野で戦略的に提携すると明らかにした。華大基因の汪建董事長は、製造許可を昨年取得した小型の遺伝子検査装置(コード名・BGISEQ-50)を含む装置や製品の製造を、鴻海傘下の富智康集団(FIHモバイル)に委託すると説明。当初の出荷量は10万台以上になると明かした。3日付経済日報が報じた。
汪董事長は、シーケンサー(遺伝子解析装置)によって誰もが簡単に自分の遺伝情報を知ることができると説明。また、この分野の市場規模は今後、携帯電話を上回ると強調した。さらに、FIHとは8K技術のゲノム研究、精密医療への応用でも提携すると明らかにした。
郭董事長が創設した永齢健康基金会は昨年9月、台湾大学、米ナントワークスと精密医療によるがん治療プロジェクト「キャンサー・ムーンショット2020」で提携すると発表していた。予防治療としての遺伝子研究に注力する華大基因との提携により、鴻海は遺伝子のビッグデータ構築をより有利に進められる。
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