ニュース 政治 作成日:2017年3月6日_記事番号:T00069294
中国の李克強首相は5日開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で政府活動報告を行い、中台関係について、「台湾独立」の動きを食い止め、中台の平和的統一を促進していくとする従来の立場を強調した。
李首相は、両岸統一を推進するとした上で、分裂は絶対に認めないと表明した(5日=中央社)
李首相は「一つの中国の原則を堅持し、1992年の共通認識(92共識)による共通の政治的基礎を保ち、国家主権と領土の完全性、両岸(中台)関係の平和的発展と台湾海峡の平和と安定を守っていく」と述べた上で、「台湾独立の動きに断固反対し、それを食い止め、いかなる人物がいかなる形式、名義で台湾を切り離そうとすることを許さない」と強調した。
これについて、6日付聯合報は「昨年に比べ、今年は中国の対台湾工作で反独立が強調されている」と分析した。
中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の張志軍主任は「昨年以来、両岸(中台)関係には重大な変化が生じた。民進党当局が92共識の受け入れを拒み、台湾が一つの中国に属することを認めようとせず、両岸関係の平和的発展に向けた政治的基礎を破壊した」とし、「両岸関係は複雑で厳しいものになっており、不確定要素と試練、リスクが明らかに増している」と指摘した。
中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)の孫亜夫副会長は「両岸関係はさらに複雑で厳しいものになっており、民進党政権が92共識を受け入れなければ、膠着(こうちゃく)状態が続き、問題が生じる可能性が高まる」と述べた。
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