液晶パネル大手、友達光電（ＡＵＯ）が７日発表した２月連結売上高は、大型パネル需要を受けて前月比2.7％増、前年同月比41.6％増の291億3,600万元となった。これにより１～２月連結売上高は575億500万台湾元（約2,120億円）で、前年同期比28.2％増となった。８日付電子時報などが報じた。
２月の大型パネル出荷枚数は891万枚で前月比5.1％増、中小型は1,176万枚で前月比1.5％減だった。２月はテレビパネル価格の上昇が続き、49、50インチで２～３米ドル、65インチで５～10米ドル上昇した。
中小型液晶パネルメーカー、瀚宇彩晶（ハンスター）も１～２月連結売上高が41億4,700万元で、前年同期比71.2％増と大きく伸びた。２月は19億5,400万元で、前月比10.9％減、前年同月比92.3％増だった。２月の大型パネル出荷枚数は９万2,000枚で、前月比52.7％増、中小型は3,504万枚で前月比1.7％減だった。
３月も大型テレビパネルは供給が需要に追い付かず、価格上昇が続きそうだ。なお、中国の市場調査会社、群智諮詢（シグマインテル・コンサルティング）によると、32インチは需要が回復するほか、39.5～43インチでも需給バランスが戻り、ともに価格は前月並みとなる予測だ。
