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工作機械大手が相次ぎ値上げ、業況回復の兆し


ニュース 機械 作成日:2017年3月8日_記事番号:T00069342

工作機械大手が相次ぎ値上げ、業況回復の兆し

 工作機械大手、台中精機廠(ビクター台中・マシナリー・ワークス)の黄明和董事長は7日、原材料と部品の価格上昇を受け、4月より製品価格を3~5%引き上げると発表した。4年ぶりの値上げとなる。工作機械業界ではこれに先立ち上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)がボールねじ、リニアガイドウェイを平均7~10%値上げしていたほか、東台精機(東台マシン&ツール)は受注見通しが第3四半期初めまで立っていることから3~5%の値上げ、友嘉集団(フェアフレンドグループ、FFG)は第2四半期の受注満杯を受け4月と7月に各3%の値上げを計画している。高鋒工業(kafo)も値上げする方針で、工作機械業界に回復の兆しが見えてきた。8日付経済日報が報じた。

/date/2017/03/08/05Huang_2.jpg黄董事長は、工作機械需要の高まりは、景気が回復してきている証しだと指摘した(7日=中央社)

 黄董事長は、台中精機は最近の受注量が前年同期と比べ3割増え、受注見通しが第3四半期まで立っていると説明。特に欧州向けで回復の兆しが強く、自動車、宇宙航空、金属加工関連の顧客が在庫補充の動きを見せているという。

 黄董事長は、最近は原材料や重要部品の価格が上昇しており、中でも鋳造品が1キロ当たり3~5台湾元(約11~18円)上昇したほか、中国鋼鉄(CSC)も製品価格を引き上げたと説明した。