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偽薬判明の高脂血症治療薬、全面回収へ


ニュース 医薬 作成日:2017年3月8日_記事番号:T00069345

偽薬判明の高脂血症治療薬、全面回収へ

 高脂血症治療薬「クレストール10mg」(一般名・ロスバスタチンカルシウム)の偽物を製造、流通させていたグループが摘発された事件で、衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は7日、台湾全土の医療機関や薬局からクレストールを全面回収すると発表した。8日付蘋果日報が報じた。

/date/2017/03/08/09medication_2.jpg病院や薬局では問題の商品の回収が進んでいる(8日=中央社)

 TFDAによると、これまでに偽物の存在が判明した出荷番号「MV503」以外に「MK479」という出荷番号でも偽物が見つかり、市中に偽物がどれだけ出回っているか確認できないことから、出荷番号を問わず、回収を進めることを決めた。代替薬として在庫中の新薬を供給する。

 クレストールは英医薬品大手アストラゼネカが供給しており、高脂血症治療薬としては昨年の健保給付額がトップで、57万人の患者に影響が及ぶ見通しだ。患者はまだ服用していないクレストールを医療機関や薬局に持参すれば、新薬との交換を受けられる。

 ワイズニュースは、7日まで問題の偽薬を一般名で報じてきたが、8日から商品名での報道に切り替えた。