ニュース 金融 作成日:2017年3月8日_記事番号:T00069352
投資銀行クレディ・スイスの台湾地区総経理を務め、業界内で「美人フィクサー」として知られる邱慧平氏が企業買収に絡み、公表前の情報でインサイダー取引を行っていた疑いが強まったとして、台北地方法院検察署は7日、邱総経理ら9人から事情聴取を行い、関係先10カ所を捜索した。8日付工商時報が伝えた。
邱氏の年収は100万米ドル以上といわれ、2,000万元のために危険を冒すのは割に合わないとの見方もある(中央社)
問題となったのは、オランダの半導体露光装置大手、ASMLが昨年6月16日に半導体の電子ビーム式検査装置最大手、漢微測科技(エルメス・マイクロビジョン、HMI)の全株式を1,000億台湾元(約3,700億円)で取得すると発表した案件。
検察によると、邱総経理はASMLの委託を受け、買収交渉に当たる一方、友人名義の口座で買収合意発表前の昨年5月24日から6月15日にかけ、エルメスの株式を取得し、2,000万元余りの含み益を上げていたという。
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