財政部が７日発表した２月の輸出総額は226億6,000万米ドルで前月比4.5％減、前年同月比27.7％増と５カ月連続で成長した。１～２月合計では464億米ドルで前年同期比16.2％増と過去６年で最高だった。８日付経済日報が報じた。
蔡美娜・財政部統計処長は、２月の前年比２桁増の要因について、▽半導体産業の需給が安定し景気が下支えされたこと▽原油や原材料価格の回復▽比較対象の昨年２月は春節（旧正月）連休があり数値が低かったこと──を挙げた。
蔡処長はまた１～２月の輸出総額について、11項目中６項目で前年同期比20％前後成長したと説明。うち光学製品は大型液晶パネルの需要好調により、前年同期比21.4％増と過去７年で最高の伸び率だった。
市場別の２月輸出総額は、▽中国（香港含む）、93億3,600万米ドル（前年同月比48.8％増）▽東南アジア諸国連合（ASEAN）、44億5,200万米ドル（27.7％増）▽米国、23億3,800万米ドル（8.6％増）▽欧州、19億9,600万米ドル（7.2％増）▽日本、14億7,500万米ドル（７％増）──と軒並み成長した。
１～２月の輸出総額は中国が185億4,500万米ドル（前年同期比25.1％増）、ASEANが88億9,300万米ドル（19％増）と、共に過去６年で初の２桁増となった。アジアへの輸出総額は337億3,000万米ドル（20.7％増）で、輸出全体に占める比率が72.7％と過去最高となった。
