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TSMC、第2段階の給水制限対策に着手


ニュース 電子 作成日:2017年3月9日_記事番号:T00069361

TSMC、第2段階の給水制限対策に着手

 新竹地区を含む台湾北部4地区で3月1日から第1段階の給水制限(夜間などの減圧給水)が実施される中、新竹科学工業園区(竹科)に入居するファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)はこのほど、同園区に工業用水を供給する宝山ダムに、第2段階の給水制限(工業用など大口使用者に対する給水制限)が取られることを想定して100台の給水車を手配した。9日付経済日報が報じた。

 TSMCは現在の水不足はそれほど緊迫しておらず、給水車の手配は緊急事態に備えた予防措置と説明。同社では他にも、工場外壁の清掃など生産ライン以外の水の使用を停止している。

 経済部ではきょう(9日)、干ばつ緊急対策小組(小委員会)が今年初めての会議を開き、主要ダムの給水状況を確認するとともに、宝山ダムを含めた第2段階の給水制限実施の是非を検討する。

 蒋乃辛立法委員(国民党)の指摘によると、宝山ダムに第2段階の給水制限措置が取られた場合、新竹科学工業園区(竹科)への給水量は5~20%減少することになる。