ニュース 電子 作成日:2017年3月9日_記事番号:T00069363
中国の半導体業界団体の統計によると、半導体メーカーの中国での2016年売上高は前年比20.1%増の4,335億5,000万人民元(約7兆1,800億円)と、台湾の2兆4,300億台湾元(約9兆円)に迫っている。中国政府の半導体自製率向上政策を受け、海外の半導体大手が中国で12インチウエハー工場を続々と建設する中、台湾は3年以内にも米国に次ぐ世界2位の地位を中国に奪われる懸念がある。9日付電子時報が報じた。
中国での16年売上高の内訳は、▽IC設計、1,644億3,000万人民元(前年比24.1%増)▽IC製造、1,126億9,000万人民元(25.1%増)▽パッケージング・テスティング(封止・検査)、1,564億3,000万人民元(13%増)──だった。
中国でのIC製造では、昨年サムスン電子は中国・陝西省西安市の3次元(3D)構造NAND型フラッシュメモリー工場の売上高が237億5,000万人民元と、中芯国際集成電路製造(SMIC)の202億2,000万人民元を上回り初めて首位に立った。
台湾積体電路製造(TSMC)は上海工場の16年売上高が39億6,000万人民元で7位だった。18年には南京12インチ工場が量産予定で、5位以内に順位が浮上する見込みだ。
聯華電子(UMC)傘下の和艦科技(HJTC、中国・江蘇省蘇州市)の16年売上高は17億5,000万人民元で10位だった。同社も福建省アモイ市の12インチ工場が28ナノプロセスに移行する計画がある。
3位のSKハイニックス(122億7,000万人民元)、6位のインテル(45億8,000万人民元)を合わせ、上位10位のうち外資が5社を占めた。
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