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半導体メモリー供給不足、ウィンボンド生産ライン争奪戦に


ニュース 電子 作成日:2017年3月9日_記事番号:T00069364

半導体メモリー供給不足、ウィンボンド生産ライン争奪戦に

 第1四半期は例年、半導体メモリーの非需要期に当たるが、DRAM、フラッシュメモリーが現在供給不足に陥っており、業界大手の生産ラインが満杯状態となる中、末端製品の世界的大手が台湾メーカーからの調達を増やしている。特に華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)は、シーメンス、アップル、サムスン、インテルが相次いで生産能力の確保に動いているとされ、今年は四半期ごとに業績が成長すると見込まれる。9日付工商時報が報じた。

 ウィンボンドは7日、シーメンスと品質保証契約を交わし、産業用およびカーエレクトロニクス用特殊用途DRAM、NAND型、NOR型フラッシュメモリーのサプライヤーとなった。また、サムスンが4月に発売予定の「ギャラクシーS8/S8プラス」など第2四半期に投入するスマートフォン新製品にウィンボンドのNOR型フラッシュメモリーが搭載されるほか、アップルもノートパソコン「MacBook」に同メモリーを採用しており、生産能力の確保を進めているとされる。

 ウィンボンドの2月の連結売上高は33億5,100万台湾元(約124億円)と前月比では2.1%減となったものの、前年比では4.6%増。また1~2月累計では67億7,300万元と前年同期比1.7%増を記録した。