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国泰人寿、台北市内の土地2年ぶり取得


ニュース 建設 作成日:2017年3月9日_記事番号:T00069371

国泰人寿、台北市内の土地2年ぶり取得

 生命保険大手、国泰人寿保険(キャセイライフ)は8日、台北市松江路沿いの面積307坪の用地を力麒建設から23億2,700万台湾元(約86億円)で取得したと発表した。国泰人寿は約2年ぶりに台北市での土地取得を再開した格好だ。同用地には6億~7億元を投じ、3年以内に地上18階、地下4階のオフィスビルを建設し、年3%以上の投資利回りを見込む。9日付工商時報が伝えた。

 金融監督管理委員会(金管会)は2012年末から生保会社による台湾での不動産投資に対する管理を強化し、各社による物件取得が急減。国泰人寿による台北市での土地取得は14年末に台北市の南港操車場跡を落札して以来となる。台北市以外では近年、物流・倉庫用地を相次いで取得しており、15年には桃園市楊梅で1万8,000坪の用地を取得。昨年には台湾高速鉄路(高鉄)桃園駅、新竹駅周辺の土地3区画を31億2,000万元で取得した。

 国泰人寿は「台北市中心部の土地は売りに出されることが少ない上、価格も合わず、買いたくても買えなかった」と説明した。