ニュース 電子 作成日:2017年3月13日_記事番号:T00069416
ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が、エヌビディアとクアルコムからそれぞれ、人工知能(AI)向けの12ナノ、10ナノメートル製造プロセス製品を受注した。13日付工商時報が報じた。
TSMCは、エヌビディアから12ナノ立体構造トランジスタ(FinFET)プロセスの次世代グラフィックスプロセッサー(GPU)「Volta」を受注した。同製品は、エヌビディアが来年末に発売予定の自動運転車に特化したスーパーコンピューター向けSoC(システム・オン・チップ)「Xavier(エグゼビア)」に搭載される。
またクアルコムからは、10ナノFinFETプロセスのサーバー向けプロセッサー「Centriq 2400」を受注した。同製品は、クラウドやデータセンターで使用される高性能計算(ハイパフォーマンスコンピューティング、HPC)向けだ。
1~2月13%増収
TSMCが10日発表した2月連結売上高は714億2,300万台湾元(約2,650億円)で、前月比6.8%減、前年同月比19.9%増だった。1~2月連結売上高は1,480億3,900万元で前年同期比13.5%増だった。
同社の第1四半期連結売上高は2,360億~2,390億元、前期比8.8~10%減の見通しだ。中国のスマートフォン市場やゲーミング(ゲーム用)パソコンの成長鈍化がみられる。
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