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鴻海1~2月売上高、過去2番目の高水準【表】


ニュース 電子 作成日:2017年3月13日_記事番号:T00069419

鴻海1~2月売上高、過去2番目の高水準【表】

 鴻海精密工業が10日発表した1~2月連結売上高は前年同期比2.69%増の6,349億1,100万台湾元(約2兆3,500億円)で、同期としては2015年に次ぐ高水準となった。2月は前月比16.14%減、前年同月比3.18%増の2,895億8,000万元で、同月としての過去最高だった。11日付工商時報などが報じた。

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 鴻海は2月の前月比減収幅について、消費者向け電子製品と通信関連製品が拡大したものの、コンピューター関連製品は縮小したと説明した。

 ブルームバーグによると、鴻海の売上高はアップル向けが過半を占める。アップルのスマートフォン、iPhone誕生10周年モデルとなるiPhone8に市場の期待が高まっており、鴻海は今年、増収を取り戻しそうだ。昨年は上場以来で初の前年割れとなり、郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が株主と従業員に謝罪していた。

富智康、16年は40%減益

 鴻海傘下で香港上場の富智康集団(FIHモバイル)の16年純利益は前年比40.4%減の1億3,600万米ドルで、過去3年の最低だった。華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)、小米科技(小米、シャオミ)など中国スマートフォンブランドの出荷が増えているが、競争激化で粗利益率が低下しているためだ。富智康は、生産の自動化などで、人件費上昇による打撃を緩和すると説明した。

 富智康の16年連結売上高は62億3,300万米ドルで、前年比16.3%減だった。