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鉄鋼・金属
作成日：2008年4月23日_記事番号：T00006968
中鋼、鉱山への投資拡大せず
多くの鉄鋼メーカーが原料確保のため鉱山会社への投資を拡大する中、中国鋼鉄（ＣＳＣ）の陳源成総経理は、「現段階では鉱山会社が鉄鉱石価格の主導権を握っている。経営権を鉄鋼・金属メーカーに渡すことはあり得ず、（中鋼による鉱山会社への）投資は価格設定に何の影響もない」と語った。中鋼は当面、鉱山分野への投資拡大を行わず、高品質の鋼種を生産して差別化を図り、利益獲得能力の向上を目指す。23日付蘋果日報が報じた。
陳総経理はまた、「中国の普通鋼は量、価格の面では競争力があるが、質の面ではまだまだ敵ではない」と語り、「生産量ではアジアの主要メーカーにかなわないが、質ではどこにも負けない」と高品質路線に自信をみせた。
陳総経理によると、中鋼でも鉱山への投資は行っているが、これは純粋な財務投資で持ち株率も低いという。
