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作成日：2008年4月23日_記事番号：T00006977
鴻海、07年純利益が過去最高
鴻海精密工業は22日、董事会を開き昨年の年次報告書を承認した。昨年通年の純利益は776億8,900万台湾元（約2,640億円）で過去最高を記録し、１株当たりの利益（ＥＰＳ）は12.26元で証券会社予測を上回った。また、董事会では株主配当を１株当たり4.5元（現金配当３元、株式配当1.5元）とすることも決議した。配当水準は市場の期待を下回った。
鴻海は同日夜、ＰＣ販売および基地局販売などの中国投資案に対し約１億米ドルを投じることを発表した。投資対象となるのは富揚電子科技と富臨電子科技（ともに常熟）、富鼎電子科技（嘉善）、鴻富錦精密工業（天津）など。
また、鴻海の郭台銘当事長は、10年連続で年成長率30％以上を達成したことを挙げ、「問題は景気にあるのではなく競争力にある」と得意のフレーズを語った。今年も昨年と同水準の成長が期待できるとしている。
