ＩＴ（情報技術）製品の販売大手、聯強国際（シネックス・テクノロジー・インターナショナル）は30日、中国の華為技術（ファーウェイ・テクノロジーズ）とグローバル枠組み協定を締結したと発表した。シネックスは、ファーウェイにとって世界で唯一の戦略パートナーとなり、両社は企業イノベーション、クラウドコンピューティングなどの分野に提携範囲を拡大し、ＩＴ（情報技術）製品や技術サービスを提供する方針だ。31日付工商時報が報じた。
両社は昨年にも覚書を締結しており、今回のグローバル枠組み協定で、さらなる関係強化を図る（シネックスリリースより）
シネックスとファーウェイのグローバル枠組み協定締結について市場関係者は、世界市場での業務提携を強化するだけでなく、シネックスにとっては世界的な企業向け事業の拡大と技術サービス能力の向上を意味すると指摘した。
シネックスグループの杜書全副総裁は、同社が世界で展開する販売チャネルや代理業者に対する販売、アフターサービスの支援能力により、ファーウェイの中小企業向け事業拡大をバックアップすることができると説明。双方の強みを生かし、提携効果を最大限に引き出すと語った。
