工作機械部品大手、上銀科技（ハイウィン・テクノロジーズ）が７日発表した３月の連結売上高は前月比11.3％増、前年同月比37.1％増の15億9,000万台湾元（約58億円）で、同月の過去最高だった。自動化とロボット需要を受け、同社はボールねじ、リニアガイド、ロボットの主要３製品の受注が満杯だ。８日付経済日報が報じた。
ハイウィンの卓永財董事長は、受注に追われており、生産ラインは残業が続いていると明かした。中国の製造業10カ年計画「中国製造2025（メード・イン・チャイナ2025）」の効果を見込み、同社は今年の産業用ロボット売上高構成比が10％以上に高まる見通しだ。
同社の第１四半期連結売上高は前期比5.5％減、前年同期比42.5％増の42億8,800万元で、同期としての過去最高だった。証券会社は、今年の売上高、純利益ともに過去最高を狙えると予測した。
同社の2016年連結売上高は前年比8.3％増の160億9,500万元で、過去最高だった。純利益は13億2,600万元で19.2％減だった。為替差損が響いた。
