中国人観光客の大幅減を受け、高雄市や屏東県のリゾート地、墾丁の高級ホテルは台湾人観光客をターゲットに、台湾高速鉄路（高鉄）乗車券をセットにした平日限定の大幅割引を実施している。高鉄は20～25％引き、宿泊料金は47～68％引きだ。業界関係者は、予約率の３～10ポイント上昇を見込んでいる。10日付工商時報が報じた。
同キャンペーンを実施しているのは、▽君鴻国際酒店（85スカイタワーホテル）、４月23日まで▽義大天悦飯店（Ｅ－ＤＡスカイラーク・ホテル）、４月末まで▽漢来大飯店（グランド・ハイライ・ホテル高雄）、12月29日まで▽高雄国賓大飯店（アンバサダー・ホテル高雄）、12月30日まで▽翰品酒店高雄（シャトー・ド・シン高雄）、年末まで▽福容大飯店高雄（フーロンホテル高雄）、年末まで▽福容大飯店墾丁（フーロンホテル墾丁）、年末まで▽墾丁福華渡假飯店（ハワードビーチリゾート墾丁）、年末まで──。
ハワードビーチリゾート墾丁の張責光総経理は、１泊１室3,900台湾元（約１万4,000円）と半額で宿泊でき、キャンペーン開始以来、好評だと指摘した。
一方、墾丁馬爾地夫大飯店の張栄南董事長は、ピーク時は１日当たり20組に上った中国人ツアー客を、昨年９月以降で１組しか受け入れていないと説明。宿泊料金は1,300～1,400元と半額以下まで引き下げているが、客室稼働率は30％を下回ると話した。
