ノートパソコン受託生産大手、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）が10日発表した３月連結売上高は前月比0.5％減、前年同月比では1.8％減の738億900万台湾元（約2,700億円）だった。アップルの高価格帯ノートＰＣ「MacBook Pro（マックブックプロ）」の最新機種の出荷ピークが過ぎたためだ。ノートＰＣ出荷台数は370万台で、前月比32％増だった。11日付工商時報などが報じた。
クアンタの第１四半期連結売上高は2,279億1,600万元で、前期比14.07％減、前年同期比15.48％増だった。ノートＰＣ出荷台数は920万台で、前期比12.4％減と、例年同期よりも減少幅が小さかった。
和碩聯合科技（ペガトロン）の３月連結売上高は742億9,100万元で、前月比1.25％減、前年同月比16.74％減だった。アップルのスマートフォン新機種「iPhone7」の販売伸び悩みが響いた。ノートＰＣ出荷台数は75万～80万台で、前月から小幅増だった。第１四半期連結売上高は2,386億7,000万元で、前期比33.8％減、前年同期比6.9％減だった。ノートＰＣ出荷台数は200万～250万台で、前期比18～19％減だった。
