半導体パッケージング・テスティング（封止・検査）大手、矽品精密工業（ＳＰＩＬ）は４日の董事会で、中国・福建省泉州市晋江市に新工場を設置することを決めた。投資額は4,500万米ドル。５日付蘋果日報が報じた。
工場は福建省集成電路産業園区内の、晋華集成電路が建設中の12インチウエハー工場近くに設ける。福建省では、ＵＭＣとアモイ市政府の合弁企業、聯芯集成電路製造（アモイ）と晋華集成電路が12インチ工場の操業を予定しており、ＳＰＩＬは両工場の封止・検査需要に対応する構えだ。
董事会ではまた、董事候補者９人のノミネートを認定した。ＳＰＩＬは業界最大手、日月光半導体製造（ＡＳＥ）との経営統合が決まっているが、ＡＳＥはＳＰＩＬ独自の経営を尊重する方針の下、幹部の派遣は行わず、すべてＳＰＩＬ側からの人選となった。
