ニュース 社会 作成日:2017年5月8日_記事番号:T00070416
作家の林奕含さん(26)が先月末、学生時代に補習班(学習塾・予備校)講師から受けた性的暴力による心の傷が原因となって自殺したとされる問題に絡み、林さんの両親がこのほど、「同じ講師によってほかにも3人の女子生徒が被害を受けた」とする声明を発表。そのうちの1人は暴力団関係者に脅され、裸の写真を撮影されたとしており、「犯人」として名前が挙がっている国語講師、陳星(本名・陳国星)氏を取り調べるよう求める声が高まっている。
台南市選出の林俊憲立法委員(右)は市警察局の黄宗仁局長(左)に対し、事件の捜査に力を入れるべきと求めた(6日=中央社)
林さんが今年2月に発表したデビュー作で遺作となった小説『房思琪的初恋楽園』には、主人公の房思琪など複数の女子高校生が李国華という教師によって性的暴力を受ける内容が描かれている。これについて林さんは「知人女性4人が実際に経験したことを基にしており、李国華は私がとてもよく知る教師だ」と語っていた。
林さんの両親は5日、友人らに宛てて送付した声明の中で「娘は以前、高校の後輩を含め3人の生徒が自分と同じように講師に傷つけられたと語っていた」と明らかにした。林さんは3人が特定できないよう配慮して小説の中に被害内容を盛り込んだという。
これを受けてネットユーザーなどの間で陳星氏を非難する声が高まっているが、同氏は依然、雲隠れを続けている。一方、警察は林さんの葬儀が終わった後、両親から事情を聞くとの方針を示した。
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