ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2017年6月1日_記事番号:T00070832
ステンレス大手の唐栄鉄工廠は31日、原料フェロクロムの国際価格下落を理由に、6月の202系と304系の冷延と熱延の台湾域内向けオファー価格を1トン当たり1,800~3,500台湾元(約6,600~1万3,000円)、平均5%以上引き下げた。1日付工商時報が伝えた。
唐栄は、フェロクロムのスポット価格は第2四半期と比べ1トン当たり30%近く値下がりしたと指摘。この影響で中国のステンレス価格も1トン当たり350米ドル値下がりしており、同社はこれに追随したと説明した。
また唐栄は今後の展望について、中国のステンレス価格に下げ止まりの兆しがあるとした上で、6月に底打ちして改善が期待できると話した。
なお同業最大手の燁聯鋼鉄(YUSCOステンレス・スチール)も、26日に原料価格下落を理由に台湾域内向けオファー価格を、300系各種製品で1トン当たり3,000元、400系で1,500元引き下げていた。
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