大手スーパーマーケットの頂好超市（ウェルカム）は１日、ネット販売・宅配サービス「頂好新鮮ＧＯ」の配達対象地域を台北市全域に拡大するとともに、２時間以内で配達すると宣言した。売り上げを伸ばしている電子商取引（ＥＣ）に対抗する狙いがある。２日付工商時報が伝えた。
「頂好新鮮ＧＯ」は、生鮮食品、スナック菓子、生活用品など豊富な品ぞろえをうたい、スーパー業界最速のネット販売・宅配サービスを目指す。消費者はパソコン、スマートフォンなどを通じて利用でき、1,000台湾元（約3,700円）以上の購入で送料が無料になる。年内に新北市淡水区や新竹市でも配達時間２時間以内を実現する計画で、同社は「頂好新鮮ＧＯ」の今年の売上高は昨年の４倍に拡大するとみている。
量販店の家楽福（カルフール）も、ネット販売・宅配サービスで、対象商品を５万点に増やす。今年、同サービスが売上高に占める割合は昨年実績の６％から拡大するとみている。
