中国のセメント大手、中国山水水泥集団（山水水泥）の経営権をめぐり、同社筆頭株主の中国天瑞集団水泥（天瑞集団）と台湾の亜洲水泥（アジアセメント、亜泥）の争いが激化している。アジアセメントは１日、香港証券取引所上場規則と企業の買収・合併、株式の買い戻しに関する規則に違反しているとして、山水水泥、天瑞集団の董事ら13人に行為停止と損害賠償を求めて香港高等法院（高裁）に提訴した。３日付経済日報が報じた。
アジアセメントは提訴について詳細を明らかにしていない。同社は先ごろ、第２株主の山水投資と山水水泥の株式買収で基本合意したと伝えられている。同社は経営権取得のため株式買収を急いでいるとみられる。
