百貨店大手、新光三越百貨は８日、通販サイト「ビューティー・ステージ美麗台」を開設した。当初は25～45歳の女性をターゲットに、コスメブランド60社の商品約2,000点を販売するほか、有名人、専門家ら30～50人が１～２日ごとに美容のコツや商品使用後の感想を紹介する。９日付工商時報などが報じた。
新光三越のコスメ通販サイトの開設は同市場の競争激化を印象付ける。高いブランドイメージとアイデアが販売増に結び付くか（ビューティー・ステージＨＰより）
商品販売と情報共有を同時に行うサイトの開設は百貨店業者として初めてだ。新光三越の李淑娟北区副総経理は、同サイトは「美しくなる」をテーマに、当初はコスメ、美髪、スキンケア関連を中心に手掛けると説明した。同サイトで販売する商品のブランドと、実店舗の化粧品コーナーに進出するブランドの重複率は50%だ。
新光三越の呉昕陽董事長は、他の業者のような単なる通販サイトではなく、実店舗の延長線上にある最新の情報プラットフォームにしたいと述べた。
新光三越は台湾全土に実店舗19店を構え、年間売上高は800億台湾元（約2,900億円）、うち化粧品は160億元以上だ。今年は化粧品の売上高が前年同期比８%増えている。
