ノートパソコン受託生産大手の広達電脳（クアンタ・コンピュータ）は５月のノートＰＣ出荷台数が前月比33％増の360万台、仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）は19.2％増の310万台で、ともに２桁増となった。10日付工商時報などが報じた。
クアンタの５月売上高は前月比7.4％増の743億1,000万台湾元（約2,700億円）。今年１～５月ノートＰＣ出荷台数は1,550万台で前年同期比50万台、3.33％の増加だった。コンパルの５月売上高は14.9％増の701億2,100万元。１～５月出荷台数は1,480万台で260万台、21.3％増だった。
一方、和碩聯合科技（ペガトロン）の５月売上高は789億3,900万元で前月比4.1％減、前年同月比では18.16％増と２カ月連続でのプラス成長だった。証券会社は、第２四半期に入って以降、アップルのスマートフォンiPhoneの受注が好転していることを要因に挙げた。
緯創資通（ウィストロン）の５月売上高は前月比８％増、前年同月比33％増の624億400万元で、３カ月連続で同月としての過去最高を更新した。ノートＰＣ出荷台数は170万台。
英業達（インベンテック）の５月売上高は、前月比0.3％減、前年同月比1.1％増の345億5,000万元。ノートＰＣ出荷台数は150万台で前月比15％増だった。
