ニュース 社会 作成日:2017年6月12日_記事番号:T00071052
航空会社大手、中華航空(チャイナエアライン)が8日、両親と旅行した思い出は記憶に残っているかと問い掛け、両親を連れて旅に出ようと呼び掛ける企業CM(https://www.youtube.com/watch?v=U0q4T1eHbDo)を公開したところ、フェイスブック(FB)やYouTube(ユーチューブ)で大きな反響を呼び、わずか半日で再生回数が100万件を突破した。
中華航空のCMは、6組の家族に対し、初老を迎えた父親や母親、既に大人になった子供から、幼かったころに出掛けた旅行について、別々に話を聞くという内容。
ある両親は息子が小学校に上る前にオーストリアへ家族旅行に出掛け、鉄道駅で子供が迷子になった思い出を話すが、息子は「親とはぐれたことしか覚えていない」と語る。
またある母親は娘と日本を旅行した際、東京ディズニーランドでジェットコースターに乗って気分が悪くなり、下車した後に嘔吐(おうと)したと話すものの、娘はその事実をインタビュアーから聞かされて「えっ?ママが吐いたの?」と初めて知ったかのような反応を示した。
このほか、親たちは「エーゲ海で娘と泳いだ」、「オーストラリアで息子がカンガルーにしっぽで吹っ飛ばされた」といった数十年前の思い出話を披露するが、その子らは「記憶にない」と口をそろえた。
こうした映像が流れた後、画面には幼いころの旅行について、▽4%の子は間違った記憶を持っている▽11%は断片的な記憶しかない▽72%はまったく記憶にない――との統計データが示される。
その後、子らはインタビュアーから「親と一緒に旅をした記憶がないことを残念に思うか?」と質問される。ある者は涙を浮かべながら「これまで自分や自分の子供のことしか考えていなかった」と後悔、ある者は「両親が元気なうちに…」と声を詰まらせ、皆「残念だと思う」と答えた。
このCMを見たネットユーザーからは「仕事を放り出して両親と一緒に遊びに行きたいと思った」など、感動の声が相次ぎ、中には「母親に会うため、すぐに飛行機のチケットを予約した」という人も。また中には「気付くのが遅過ぎた」と無念の気持ちを吐露するユーザーもいた。
「親孝行したい時に親はなし」との言葉もある。子供のころの家族旅行の記憶が残っていないという方は、遠距離旅行に限らず、親子水入らずの思い出づくりに出掛けてみてはいかがだろうか。
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