ニュース 電子 作成日:2017年6月13日_記事番号:T00071060
日本メディアの報道によると、鴻海精密工業傘下のシャープはグーグルと共同でバーチャルリアリティー(VR)端末用の有機EL(OLED)パネルの研究開発(R&D)を行っている。開発したパネルはグーグルのVRデバイスに採用するとみられ、シャープは米国に計画する中小型パネル工場の出荷先を確保したもようだ。13日付工商時報が報じた。
ゲーム関連の市場調査会社、スーパーデータによると、グーグルが昨年末に発売したVRヘッドセット「デイドリーム・ビュー」の第1四半期販売台数は17万台で、サムスン電子の「Gear VR(ギアーVR)」(78万2,000台)、ソニーの「プレイステーションVR(PSVR)」(37万5,000台)に次ぐ3位だった。ただ、市場調査会社IHSマークイットは「デイドリーム・ビュー」の今後の売れ行きを好感しており、今年通年の販売台数は223万台に達すると予想している。
VRデバイスに使用される有機ELパネルは大半がサムスンなど数社のみが供給しており、スマートフォン向けの需要が高まる中、有機ELパネルが供給不足になるとの懸念が浮上している。グーグルはシャープとの提携により自社VRデバイス用の有機ELパネルを確保でき、シャープは有機ELパネル市場で単独優位に立つサムスンからシェアを奪うことができる。
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