ニュース 電子 作成日:2017年6月13日_記事番号:T00071063
アップルが昨年、スマートフォン「iPhone7プラス」にデュアルカメラを搭載し、光学2倍ズーム機能を導入したことを受け、中国のスマホブランドでも来年度よりデュアルカメラ導入が進むほか、一部ハイエンド機種では光学5倍ズームが可能となる見込みで、関連技術と「非球面ガラスモールドレンズ」の生産能力を有する光学機器受託生産大手、亜洲光学(アジア・オプティカル)が恩恵を受けると予想されている。13日付工商時報が報じた。
亜洲光学の賴以仁董事長は、スマホにおける光学ズームは一般的に本体に対し垂直にレンズを移動させることで実現するが、スマホの薄型化がますます進む中、この方式ではカメラ部分が出っ張ることになり、ユーザーの不満の対象となっていると指摘。これに対し、中国の広東欧珀移動通信(OPPO)は潜望鏡型のデュアルカメラシステムを採用することで5倍ズームを実現したと説明した。
ただOPPOの5倍ズームについて賴董事長は「光学3倍ズームにデジタル2倍ズームを組み合わせたもので、真の光学5倍ズームではない」と指摘。その理由として非球面ガラスモールドレンズを採用していないためとした上で、亜洲光学では数年前からデジカメで潜望鏡型レンズ方式を採用、さらに台湾最大の非球面ガラスモールドレンズ生産能力を有しており、既に4.9ミリメートルの厚みで光学5倍ズームを実現するカメラを開発したと強調した。
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